2016年8月15日月曜日

Windows 10 Anniversary Update の問題

Windows 10 Anniversary Update で「タッチキーボードを表示」の設定が効かない問題と、スワイプ操作(ドラッグ操作)がうまくできない問題が確認されています。

●「タッチキーボードを表示」が効かない問題

該当する機能
・TouchMousePointerのジェスチャの「タッチキーボードを表示」の割り当て
・TouchZoomDesktopの「タッチキーボードを表示」の設定

解決方法
現時点の回避方法として、レジストリを編集する方法があります。
レジストリの編集を行う場合は十分な注意が必要です。

1.スタートボタンを押します。
2.「regedit」と入力して実行します。



3.以下の場所をを表示させます
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\TabletTip\1.7
4.「編集(E)」→「新規(N)」→「DWORD(32bit)値(D)」を選択します。
5.値の名前は「EnableDesktopModeAutoInvoke」
 値のデータは「1」
 にします。



6.Windowsを再起動します。

または、Windows 10 の以前のビルドにすると従来通りに動作させることができます。


●スワイプ操作(ドラッグ操作)ができない問題

2017/03/16 追記:Microsoftに報告して、Insider Preview Build 15058(か、15055?)で修正してもらいました!正式には次期Creators Updateで反映されると思います。

該当する機能
・TouchZoomDesktopをONにしているときのタッチ操作

「タッチ to マウス モード」にして再起動すると大丈夫なことが確認されています。
ただし、「タッチ to タッチ モード」とは違い、マウス操作に変換されるので操作が違います。

解決方法
1.タスクバーのボタンを右クリックまたは長押しをして、TouchZoomDesktopの設定を開きます。



2.設定の「ピンチ」を選びます。
3.「タッチ to マウス モード」を選びます。
4.「OK」を押します。
5.Windowsを再起動します。




または、Windows 10 の以前のビルドにすると従来通りに動作させることができます。
今後のバージョンで修正して対応可能かどうかは現在調査中です。
2017/03/16 追記:Microsoftに報告して、Insider Preview Build 15058(か、15055?)で修正してもらいました!正式には次期Creators Updateで反映されると思います。

17 件のコメント:

  1. いつも便利に使わせていただいております。

    最近超小型のタブレット端末を入手してTouchMousePointerを入れてみました。
    自分は基本的にフロートで使用しているのでフロートのサイズを目いっぱい大きくしてみたところ、特定のサイズ以上には大きくできませんでした。
    設定でサイズを見るとディスプレイの短辺のピクセル数で上限となっているようです。
    かなり大きくして使いたいと思っているので、この制限、なんとかなりませんでしょうか?

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  2. だいぶん細かい設定ではありますが、フロートからサイズ変更でフルスクリーンにするサイズの設定があります。
    設定の歯車アイコンをクリックして「レイアウトの詳細」を選んで、「詳細設定」をONにします。
    そこに「サイド/フロートからフルスクリーンにするサイズの割合」があって、標準では50%ですが、90%まで上げることができます。

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    1. 確認したところ、当該の設定は90%にしてありました。
      リサイズした時はそのまま使えるのですが、一度閉じて再度開くとパッドが小さくなってしまいます。

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    2. その通りでした。
      開くときに戻ってしまうのはおかしいです。
      次のバージョンで修正します。

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  3. いつも便利に使わせていただいております。

    lenovoのyogabookで試しているのですが、このタッチパネル、ドラッグ中に移動を停止し、再度ゆっくりドラッグを続行するとしばらく動かず、ある程度動いてからぴょんと追従してくるというクセがあります。
    TouchMousePointerを使うと、スワイプ中にほぼ指を止める程度まで速度を落とし、さらに微調整をしようとするとマウスポインタが動かず、ある程度動いてからぴょんとマウスカーソルが移動する動作になってしまい、まともに使えません。
    タッチパネルの癖だからしょうがないかとあきらめていたのですが、creators updateを入れてMSの仮想タッチパッドを試したところ、スワイプ中に速度を落とすと再度動かしてもなかなかポインタが動かないのは同じなのですが、再度動き始めるときはぴょんとジャンプをするのではなく、じわじわと追従してくれました。
    この動きならば大分マシに使うことが出来ます。
    このような調整は可能でしょうか?

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    1. TouchMousePointerの動作としては、設定があります。
      設定を開いて「POINTER」(矢印マーク)を選び、「ポインタ移動」のところに「ポインタ移動と認識されるサイズ」があります。
      これより小さい動きはポインタを動かさないです。
      デバイスによっては、これをいくら小さい値にしても、少しのブレは動かさないようになっているデバイスもあるようです。デバイスの動作についてはどうすることもできないです。

      ちなみにSurface Pro 4でCreators Updateを試してみたところでは、Windows標準のものは少しの動きでは動かないようでした。
      TouchMousePointerは微妙な動きでも動きました。

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    2. 動かないのはしょうがないと思っています。
      限界点を超えて動き出す時にぴょんとジャンプしてしまうので微調整が全くできないのが困ったところです。
      MSのものだと限界点を超えて動き出すとき、ジャンプせずにじわっと動き出す感じでしたので微調整が可能でした。

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    3. 直前の移動量が0だったら移動量を抑制するとか、なんらかの飛び出し対策が出来ないでしょうか?

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    4. もし押し始めと、移動し始めに差があることが判断できれば、やり方によっては考えられると思います。今後の参考にしたいと思います。

      Surface Pro 4 は、Windows標準のものでは、ゆっくり動かすと全く動かず、ポインタ移動ゼロのまま、指を5センチくらい動かせてしまいます。動くか動かないかギリギリの一番最初の移動で、10ピクセルくらい飛んで移動してしまいます。1ピクセル単位の微妙な操作は不可能なようです。

      TouchMousePointerは、Surface Pro 4 においては、1ピクセル単位で微妙な操作が可能です。

      なぜ違いがあるのかわかりませんが、MSのものがそうしているのではなく、デバイスがそうしているのだと思います。

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  4. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  5. こんにちは。
    Windows10 Pro(64Bit) v1703(OSビルド15063.483)を使用しています。
    環境は2画面マルチです。(グラボはNVIDIA GTX650です)
    OS及びすべてのドライバー関連のバージョンは現時点の最新を使用しております。
    マウスユーティリティとしてエレコムのELECOM TK-DUX30 50 Config v1.4を使用しております。

    また、検証に際し、マウス、キーボード以外の接続機器はすべて取り外しており、クリーンインストール+各種アップデート+Chrome+マウスユーティリティ+本ソフト以外のアプリケーションが入っていない環境下での結果です。

    Win10標準の「拡大鏡」の使用で不具合があり、このソフトを検証させていただいております。
    現在以下の症状が出ています。

    ・拡大すると拡大中、カーソルのDPIが落ちます。
    ※普段2000 DPIにしているのですが、体感的に1200-1500 DPI位に落ちています。

    ・マルチ環境でメイン画面を拡大するとサブ画面は拡大対象されない。
    ・サブ画面を拡大する事ができない。
    →①同時に全体(すべてのモニター)が拡大される。②カーソルのある画面「だけ」拡大される。という仕様を要望致します。(キーの組み合わせ例えばCtrl+の時は全体だが、Alt+の時はカーソルのある画面が拡大的な)

    ・マルチ環境でメイン画面の拡大中はサブ画面側にマウスカーソルがある場合、カーソルが消える。
    動かすとカーソルが確かにそこにあり、マウスとしては生きています。ゲームなどでフルスクリーン時のカーソル消失と同じ症状のように感じます。拡大率を0%に戻すとカーソルは復活します。
    ※なおマウスプロパティで「ポインターの影を有効にする」・「ポインターの軌跡を表示する」は「切り(チェックが外れている)」の状態で消えます。

    ・本アプリケーションが起動し、初めての拡大で体感ですが4-5秒起きに1-2秒マウスカーソルが飛び飛びになり、まともにマウス操作ができなくなるのがおおよそ2-3分続きます。2-3分経過すると安定するのか、マウスが重たくなる症状は出なくなりました。この症状は再起動のたびの初起動時に起こります。
    ※飛び飛びになるため、その飛び飛び時に何度も「設定」を開きチェックを入れる、外すなどをしていたので、具体的に症状がどのチェックで安定するのか?は不明です。
    ※「設定」(規定値)からキーボードショートカット以外(ホイールとピンチ)をオフにして再起動するとこの症状は出にくいようです。

    以上フィードバックとして、ご報告いたします。

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    1. ご意見ありがとうございます。
      パフォーマンス的なことについては、ハードウェアの性能や、同時に使用しているウィンドウ数、他のアプリが使うGPUのリソースによって変動してしまい、これを解決するのは難しいところがあります。
      TouchZoomDesktopの設定で、リフレッシュレートを下げたりなどの調整をすることは一応可能ではあります。

      マルチモニタ関連は、改良の余地はあると思います。
      ご意見参考にさせていただきます。

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  6. いつも便利に使わせていただいております。

    ゲームパッドのスティックでトラックポイントの様にマウスカーソル移動、スクロールが出来たらいいなと思っております。
    キーボードモードの拡張でそういう設定が出来たら良いのですが

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    1. ご要望ありがとうございます。
      ゲームパッドのスティックでマウス移動もできたらいい場面もあると思まいます。
      ご意見参考にさせていただきます。

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  7. いつも便利に使わせていただいております。

    v1709からだと思うのですが、chrome等でクリック操作が出来なくなってしまいました。
    win10標準の仮想パッドだと問題ないのでTMPが使えない時はやむをえず切り替えて使用しています。
    改善予定はありますでしょうか?

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    1. Fall Creators Updateによってchromeでクリック操作ができなくなったという問題は確認されていないです。
      何かの拍子にchromeでyoutubeの動画再生時など、ネットワークや動画と何かが関わるとマウスカーソルの動きが鈍くなるという問題はあるようです。
      常に起きるわけではなく、回復するとずっと問題はないようで、単純にパフォーマンスの問題だと思いますが、そのことだとしたら、TouchMousePointer単体で回避するのは難しいかもしれません。
      フルスクリーンモードやフロートでクリックを透過するときに起きやすいようです。
      フロートでクリックを透過しないと起きにくいようです。

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    2. 書き込みを行った時まではほぼ確実に現象再現していたのですが、今試してみたら普通に操作できました。
      何が原因か特定できておりませんが、また症状が出たら報告させていただきます。
      お騒がせいたしました。

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